岩城のHOSHIそばについて③

さて、辞退を決意した3月でしたが、実はすぐに次回の公募に応募することを計画していました。採択されたのは第5回。次回の公募は第9回、締切は2023年3月23日でした。実に2週間無い中での計画書作りでした。急いだ理由は以下のとおりです。

①製麺機購入の契約をしていたので、事前着手制度が認められている補助事業を使いたかったこと。

②製麺事業に係る経費は認められていたこと。

③地域を巻き込むライスセンター事業、そばの作業受託事業を遅らせるわけにはいかないこと。(市の施設を利活用する指定業者として決定した)

岩城地域の玄そばで、そばの製麺を行うという出口一歩手前の取組みができなくなってしまうと、何にも面白くない!ただの作業受託をしたって地域農家にとって未来は明るくないのでは?新たな地域特産品をみんなで作ろう!まずはここだけでも整え、ライスセンターとそばの作業受託は来年(2024年)でもいいかと覚悟を決め、2週間ない中で計画を練り直しました。

 

結果として、2023年6月に2度目?の採択がなされました。

 

1度目も2度目も、由利本荘市商工会の職員からは助言をたくさん頂きました。何度も校正をして頂き出来上がった書類だったと思います。本当に感謝しかないです。

ちなみに、ライスセンター、そばの作業受託は別事業(農林水産省)で行うことにしました。こちらは県・市とのやり取りがメインとなり、僕の想いを汲んで協力して頂きました。

2023年3月の公募に提出してからはあまり記憶が無いのですが(繁忙期に突入したため)、2023年10月にはライスセンター兼加工所の内部造作は完成し、11月には製粉を含む全ての機械の導入を済ませました。奇跡的にそばの作業受託も間に合い(当該年度の補助事業に手を下げた業者がいた為)、2023年産の玄そばの調達もできちゃいました。これは今考えるとラッキーでしたね。

 

これでようやく構想の基礎ができたことになります。予定より2年遅れの事業開始です。この間、コロナの落ち込みは未だ引きずっており、昨今の気候に対応できず農作物も実りが悪く、法人としても個人としても非常につらい時期でありました。家族や従業員にもだいぶキツイ思いをさせていました。

さて、次回からはいよいよ本題。岩城のHOSHIそばの誕生についてまとめてみようと思います。

(なかなか時間が無くてすすまない・・・、しかもまとまらない汗。)

岩城のHOSHIそば

10年かかった岩城の蕎麦
挽きたて、打ちたてをすぐに冷凍。

うまい蕎麦にはホシがある。
貴重な原木しいたけを育てる農家が、ほんものの原木しいたけお出汁と、ホシとも呼ばれる蕎麦殻輝く粉でつくったしいたけ農家の手打ち蕎麦。
しいたけ農家だからできるうま味たっぷりのお出汁と岩城産玄蕎麦を使ったほんものの蕎麦をお届けします。