原木椎茸栽培は、植菌から収穫まで2年ほど時間がかかる栽培方法です。

原木(クヌギ・ナラ)の成長、伐採から数えると20年を超えてしまうほどです。
ゆっくり時間をかけて木の養分を蓄え、
その間ほだ木の移動や管理を行うことで、
本来の肉厚で身の締まった椎茸ができます。

一方、菌床椎茸栽培という生産方法もあります。
菌床という人工培地で作られ、栽培過程で
薬品や添加物が使用されているか否か不透明な点があるものの、
10週~12週程度で収穫が可能であり、生産量という面では安定しています。
よって、通常スーパーなどで販売されている生椎茸の大半が菌床栽培で補われています。

しかしながら、岩城町農園では原木椎茸栽培にこだわって営業しております。
なぜならば、椎茸の味や歯ごたえ、香りが菌床栽培に比べると別格だからです。

代々農家として秋田県由利本荘市岩城に暮らしてきた私たちは、
自然の中で育った農産物が一番だと良く分かっています。
本物を味わって欲しいからこそ、労を惜しまず仕事ができているわけです。

岩城町農園では、原木を社外から調達せずに自ら伐採しています。

原木椎茸栽培に最も適している木はクヌギですが、秋田県にクヌギは少ないため由利本荘市岩城内のナラを秋から春にかけて伐採して、玉切り(1mほどに切断)した木を植菌する場所まで運びます。

植菌作業とは、原木に種菌を植え付ける作業のことです。
岩城町農園では3月~5月にかけて植菌作業を行います。場所は専用のハウスと山林内に分けて行います。
原木にドリルで穴を空け、種菌を手で植え付けていきます。地道な作業ですが、購入原木のように均一な太さの原木だけではなく、成人男性より太い原木まで扱わなければならず、意外に力仕事でもあります。
菌は創業当初からお世話になっており、信頼の置ける一般財団法人日本きのこセンターから購入した駒菌を使用しています。

植菌後に確実に種菌が活着・伸長するように、ほだ木を適所で棒積みして保湿・保温管理を行う作業です。岩城町農園では、林内の日当たりの良い場所及びハウス内を伏せ場としています。

活着した菌糸をほだ木に蔓延させる重要な作業であり、岩城町農園では林内の松林やくぬぎ林に移動します。

ほだ場は風が当たらず湿度の多い場所が好まれますが、岩城町農園では主に林内の杉林やハウス内で収穫を行います。

順調に成長すれば、植菌から収穫まで1年半くらいで椎茸が発生することになりますが、品種やほだ木の状態などで発生時期や収穫量は変わってくるので毎年同じように作業を進められるわけではありません。

ほだ場は風が当たらず湿度の多い場所が好まれますが、岩城町農園では主に林内の杉林やハウス内で収穫を行います。順調に成長すれば、植菌から収穫まで1年半くらいで椎茸が発生することになりますが、品種やほだ木の状態などで発生時期や収穫量は変わってくるので毎年同じように作業を進められるわけではありません。

岩城町農園では、一般家庭用の商品や贈答用の商品を乾椎茸中心に揃えております。
梱包・包装は女性スタッフが真心を込めて行っております。
時間をかけて育てた本物の商品を一度ご賞味ください。